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東芝業務用エアコンのエラーコードとその対処法

2023.09.25

東芝業務用エアコンは、ビルや店舗などで広く利用されている高性能な空調設備です。

しかし、時々エラーコードが表示されて正常に動作しないことがあります。この記事では、東芝業務用エアコンのエラーコードの種類と原因、そしてその対処法についてご紹介します。

東芝業務用エアコンのエラーコードとは

東芝業務用エアコンは、室内機と室外機からなるダクト形や天井形などの空調システムです。これらの機器は、自己診断機能を備えており、故障や異常が発生した場合には、室内機やリモコンにエラーコードが表示されます。エラーコードは、英数字や記号で構成されており、その内容によって異常の箇所や程度が分かります。

例えば、室内機のエラーコードは「E**」という形式で表示されます。ここで「E」は「Error」の略で、「」は数字や記号で表される異常内容を示します。室外機のエラーコードは「F」という形式で表示されます。ここで「F」は「Fault」の略で、「**」は数字や記号で表される故障内容を示します。

また、複数の室内機を一つの室外機に接続するマルチシステムの場合には、「C**」という形式で表示されるエラーコードもあります。ここで「C」は「Communication」の略で、「**」は数字や記号で表される通信異常内容を示します。


東芝業務用エアコンの主なエラーコードとその原因

東芝業務用エアコンに表示されるエラーコードは数十種類ありますが、ここではよく見られるものをいくつか紹介します。それぞれのエラーコードに対応する原因として考えられるものも併せてご説明します。

エラーコード 原因
E01 室内機温度センサー異常
E02 室内機湿度センサー異常
E03 室内機溢水センサー異常
E04 室内機風量センサー異常
E05 室内機過熱保護作動
E06 室内機冷媒ガス漏れ検出
E07 室内機冷媒ガス不足検出
E08 室内機冷媒ガス過多検出
E09 室内機圧力スイッチ異常
E10 室内機電源電圧異常
F01 室外機温度センサー異常
F02 室外機圧力センサー異常
F03 室外機電流センサー異常
F04 室外機過熱保護作動
F05 室外機冷媒ガス漏れ検出
F06 室外機冷媒ガス不足検出
F07 室外機冷媒ガス過多検出
F08 室外機圧力スイッチ異常
F09 室外機電源電圧異常
C01 室内機と室外機の通信異常
C02 室内機同士の通信異常
C03 リモコンと室内機の通信異常

※この表は一例であり、すべてのエラーコードを網羅しているわけではありません。

これらのエラーコードが表示される原因としては、以下のようなものが考えられます。

・センサーやスイッチの故障や断線、接触不良などによる信号の認識不良。
・冷媒ガスの漏れや不足、過多などによる圧力や温度の異常。
・電源電圧の低下や上昇、波形の乱れなどによる動作不安定。
・通信ケーブルやコネクタの故障や断線、接触不良などによる通信障害。
・ファンやコンプレッサーなどの回転部品の摩耗や故障による過熱や過負荷。
・フィルターや吹き出し口などの汚れや詰まりによる風量や風速の低下。
・設置場所や使用環境による温度や湿度の変化に対する制御不良。
・設定温度や運転モードなどの操作ミスによる動作不適合。
・ンテナンスや点検の不足による性能低下や故障発生。
・工事や移設などに伴う配管や配線の変更や破損。雷や停電などの影響がないか確認する。

電源電圧の変動や波形の乱れで動作不安定になる場合があります。

これらの対処法を試してもエラーコードが消えない場合や、エラーコードの内容が分からない場合は、専門的な知識や技術が必要なものと考えられます。このような場合は、自己判断や無理な修理はせずに、必ず東芝業務用エアコンの販売店やサービスセンターにご相談ください。

この記事では、東芝業務用エアコンのエラーコードについて、その種類と原因、対処法、お問い合わせ先などをご紹介しました。東芝業務用エアコンは、高性能な空調設備ですが、時々エラーコードが表示されて正常に動作しないことがあります。その場合は、まずエラーコードの内容を確認して、簡単な操作や点検で解決できるかどうかを判断してください。もし解決できない場合や分からない場合は、自己判断や無理な修理はせずに、必ず東芝業務用エアコンの販売店やサービスセンターにご相談ください。